手にはビート板を持ち、バタ足キックだけで推進させる泳ぎ方を板キックと言います。
手の動きを使わない訳ですから当然タイムは落ちますね。
さて、今回の記事では板キックの25mタイムは何秒ぐらいが速いのかについて考えていきたいと思います。
※水泳をやっている人を基準としています。
25m板キック(バタ足)のタイム
- とても速い:20秒以下
- 速い:21秒以上25秒以下
- ふつう:26秒以上30秒以下
- 遅い:31秒以上35秒以下
- とても遅い:36秒以上
こんなところでしょうか?
もし異論があればコメント欄からツッコミ待ってます。
よって、バタ足板キックの平均タイムは26秒~30秒ぐらいです。
板キックはやればやるほど速くなるので水泳を始めたばかりの人は遅くて当たり前です。
一定量の練習を積み、タイムが伸びなくなってきてから上記の表と照らし合わせたほうが良いと思います。
板キックとふつうの泳ぎのタイム差
普通に泳いだタイムと板キックのタイムの差はどのぐらい生じるのか?
これ、気になりますよね。
実は板キックって得意な人と苦手な人に分かれます。
普通は
板キックが速い人は泳ぐのも速い
のですが・・・
板キックは遅いが泳ぐのが速いという人も居るということです。
単純に板キックの練習不足なのかもしれませんが
そのような方は板キックを練習メニューに加える事でキックの技術が向上し、タイムが大幅に伸びる可能性を秘めています。
もし、泳ぐのが速くて板キックが苦手という方が居ましたら是非練習メニューに板キックを加えてみて下さい。
さて、上記のような例外もあるという事も踏まえ、あえて通常泳ぎのタイムと板キックのタイムの差があるとすれば
大体5、6秒程度ぐらいかと思います。
つまり、25mをふつうの泳ぎ方で25秒で泳ぐ方であればバタ足だけの板キックだと30秒ぐらいになる訳です。
勿論上に書いたような例外もあります。
25秒で泳げるけどビート板バタ足のみの板キックだと40秒かかっちゃうみたいな感じですね。
そんな方の為に板キックが速くなる方法を以下に伝授致します。
板キックのタイムを上げる方法
どのように速くすれば良いのか?
板キックにはコツがあるのでそれらを学んで実践してみて下さい。
きっと今よりもうーんと速くなるはずです。
では解説致します。
ビート板の角度
まずはビート板の角度です。
上向きになっていると下半身が沈みがちになってしまうのでやや下向きに持って下さい。
こうする事で沈むのが防げます。
気持ち少しだけ体重をかけるとよりうまく下向きになります。
バタ足のスピード
バタ足する速さは速く行います。
その為には振幅小さく、細切れに両足を上下に動かすことが大事です。
よく、速く速く進もうという気持ちが災いしてか水中をめいいっぱい上下にバタ足している人を見かけますがこれは水の抵抗を受けるので逆に遅くなってしまいます。
速く進みたい気持ちは分かりますが上下に動かす際は素早く小刻みに行ってください。
また、足首には力を入れずブラブラさせながらキックしてください。泡立ちしていれば合格です。
イメージは魚の尾ヒレをイメージしてもらえれば分かりやすいでしょう。
腹筋に力を入れる
何故腹筋に力を入れるのかというと、体幹と下半身を固定して身体が水面に平行になるのを保つ為です。
そうした姿勢(ストリームライン)を保つことができれば推進力が得られます。
逆に、腹筋に力が入っていないと下半身が沈みがちになってしまうので進みにくくなってしまいます。
手や首をリラックスさせる
ビート板を持って泳いでいるとつい手や首に力が入ってしまいます。
無駄な力が入ってしまう事で水の抵抗を受け、推進力が弱くなります。
なので手と首はなるべくリラックスさせながら泳ぎましょう。
まとめ
いかがでしたか?
板キックはジュニアスイマーが練習で良く取り入れているそうですが水泳初心者にも十分価値ある練習方法です。
水泳大会、記録会の中にはバタ足板キックの秒数を競うケースもあるぐらいです。
たかが板キックですか?いいえ、されど板キックです。
速く進むようになればキックの技術はクリアと言って良いでしょう。
ビート板とプルブイの機能が同時に。水泳練習に最適
arena free
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。