海、川、湖といった、自然環境で泳ぐ水泳競技の正式名称って何でしょうか?
- 遠泳
- オープンウォータースイミング(OWS)
- ラフウォータースイミングorラフウォータースイム
- オーシャンスイミングorオーシャンスイム
- マラソンスイミング
などと、似たような名前が沢山あってどの名称で呼べば良いのかが分からない!
上記に挙げた競技は内容的にはどれもほぼ同じですが時と場合によって使い分けがされているようなので今回はその、使い分けについて解説していこうと思います。
この記事の目次
遠泳という名称を用いるケース
この呼び方は古くから用いられている最も歴史の長い名称です。
長い距離を海で泳ぐというイメージもパッと思い浮かべられるのではないでしょうか?
ただ、競技として明確にルールが定められている訳では無いのがOWSと異なる点です。
あくまでも長い距離を完泳する事に重きが置かれています。
オープンウォータースイミングという名称を用いるケース
オープンウォータースイミングも遠泳と同じく海などの自然環境で泳ぐ競技です。
略してOWSとも。
見る分には遠泳と殆ど変わりはありませんが、OWSは競技規則(ルール)に基づいて行われる事が遠泳との相違点です。
また、OWSには遠泳と呼ぶには足りない距離の種目(800mや2、5kmなど)もあるので明確に分けて呼んだ方が良さそうです。
ただ、あまり難しく考えると面倒ですよね。
遠泳は長い距離を泳ぎますがOWSは短い距離もあるという認識でOKです。
ラフウォータースイミングという名称を用いるケース
この呼び方はOWSのローカル大会などで主催団体が「ラフウォータースイミング大会」という風に名付けており、広まったものです。
なので、自然環境で泳ぐ競技の事を標準的に呼ぶ場合はオープンウォータースイミングと呼んだ方が無難。
つまり、ラフウォータースイミングと言う呼び方をするのはあくまでも方言的な言い方なので伝わるかどうかは分からないという事です。
オーシャンスイミング(オーシャンスイム)という名称を用いるケース
オーシャンスイミングもラフウォータースイムと同様の理由です。
ただ、個人的にラフウォータースイミングというよりもすぐにどんな競技なのかが直感的分かりやすいと思ったので、海で(オーシャン)スイミング(泳ぐ)を用いるのはまぁアリなのではないかと思います。
オープンウォータースイミングを知らない人にOWSっていうのはオーシャンスイミングの事だよ、と、一言で言えば伝わる気がしませんか?
マラソンスイミングという名称を用いるケース
OWSをオリンピックの種目として呼ぶ際にはマラソンスイミングという名称が用いられます。
また、10km以上のOWSを指す際にもこのマラソンスイミングという名称が用いられます。
まとめ
以上、自然環境で行う水泳の名称について違いを述べてきました。
- 遠泳:自然環境で長い距離を泳ぐ際に用いられる名称。遠泳には明確なルールが存在せず完泳が目標。
- オープンウォータースイミング:明確な距離、ルールを定め、順位を競う自然環境で行われる水泳を指す名称として用いられる。
- ラフウォータースイミング:ローカル大会などで「ラフウォータースイミング大会」等という名目で使用され、その認識が広まり昨今に至る。正式な名称では無く、あくまでもオープンウォータースイミングの方言的な呼び方。
- オーシャンスイミング:ラフウォータースイミングと同義。
- マラソンスイミング:オリンピックの正式種目として、10km以上の距離のOWSを指す際に用いられる。
見た目には似ていても微妙な違いがあり、混同されやすいので注意して使い分けたいものですね。
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