こんにちは!
水泳競技が大好きな水島です!
2018年の9月1日~2日にかけて行われる湘南オープンウォータースイミングに参加して来ました。
今回が初参加の私は海で泳ぐのも初めて。
そんなOWS(オープンウォータースイミング)初心者の私が2、5キロのレースに参加してみたという体験談、経験談を書きますね。
湘南OWSに初挑戦!!体験談
改めましてこんにちは。1年ぐらい前に水泳を初めた川田です。
今回の大会では、海で泳ぐのをナメてた僕に天罰が下りました。
プールでは毎週、常に数キロは泳いでいるので海でも2500mは余裕だろうと思って軽い気持ちで参加したんですよ。
ところがどっこい!!
正直言って油断してました。
事前に登録を済ませなければレースに参加できない。
まず、湘南OWSのレースに参加するにはレース前日の登録会で登録をしなければなりませんでした。
この登録会では当日レースで必要になる物品を参加表明書と引き換えに渡してくれるのでそもそもこの登録会に参加しなければ湘南オープンウォータースイミングに参加できないのです。
8月31日と9月1日に登録会がありました。
フジサワ名店ビルの6階にて行われた登録会で登録を済ませました。
時間はアッという間。5分程で終わりました。
登録会で貰った品々
大会当日に必要な荷物を入れるバッグ、大会当日に使用するスイミングキャップ、タイム計測機器、休憩所の割引券2枚、オーエスワン1袋、カルシウムサプリ3包。
また、登録所のすぐそばでは臨時の売店が開かれており、OWSに必要だと思われる以下のグッズが販売していました。
- 水着
- ゴーグル
- ラッシュガード
- ラッシュベスト
- クラゲ除けクリーム
- 協賛のショップの物品
- etc…
※クラゲ除けクリームあるいはローションは当日マジで必要になるので絶対買っておくべきです。
私は水着のみという高い露出度で参加したので特にこのクラゲ除けクリームは役立ちました。
9月1日のOWS10kmは中止となったらしい。
私の出る2、5kmの前に行われる9月1日の10kmレースは天候が原因で中止となったようです。
この、湘南OWSは参加費として8000円~10000円前後のお金払うのですが中止となった場合、戻ってこないそうです。
この時、実は私、2,5kmのほうも中止になれば良いのにって思ってました。
何故なら、OWSの本を読んでOWSの怖さを知ってしまったからです。
オープンウォータースイミング教本
でも2、5kmは行われるとの事なので参加料をムダにせずに済んで良かったなーという気持ちと明日への不安(うまく泳げるかどうか、会場の雰囲気に呑まれないかどうか等)といった一抹の不安が入り混じった複雑な心境でした。
明日は朝早いのでいつもより早く22時ごろベッドに。神経が高ぶっていたのか結局寝たのは24時頃?
湘南オープンウォータースイミング当日
スマホのアラームを4時半にセットしていた私はそれよりも30分速い4時に起床。
結局寝れたのは4時間弱・・・
果たしてこの睡眠時間で大丈夫だろうかというコンディション的な不安もありました。
朝食を摂って(ここ重要)自宅を5時半に出発。
※持久力を要するOWS等の長距離レースでは、お腹が空くので事前に良く食べておいた方が良いですよ。3日前から高糖質食にしていると尚良しです。
電車に揺られながら1時間ほどで逗子駅に到着!!!
そこから会場である逗子海岸まで徒歩15分程度ぐらい。
逗子駅から逗子海岸までの行き方・アクセス方法
先日の登録会で貰った湘南OWSのバッグをしょっている人が数人居たのでその人たちの後に付いて行ったので迷うことなく逗子海岸に無事到着!!このとき朝の7時頃でした。
会場の様子は?
更衣室が狭い・・・仕切りも無い。
更衣室は白いテントの中にあるのですがこれが意外と狭い!!!
長いテーブルが2つ置いてあるのみで、それ以外は何もない。
せめて仕切りぐらい置いておいてくれよー!と思いました。
何故なら私は自宅から水着を着てこなかったので着替えている最中、ち〇こ見られた可能性があったからです。
更衣室がショボかったので今後参加予定の方でち〇こを見られるのが嫌な方は自宅から水着を着てこられる事をオススメ致します。
ナンバリング
更衣室で着替えを済ませたらナンバリングと言って、4桁の参加者番号を両肩に書いてもらいます。
この番号は黒い油性マジックで書かれます。
私は帰る時、利休更衣室(逗子海岸の更衣所)のボディーソープで落としましたが完全には落としきれませんでした。
つまり、タンクトップで来るのは帰る際ナンバーが消えていないと恥ずかしい思いをするのでなるべく控えたほうが良さそうです。
荷物を預ける
スタート直前まで荷物を預けない人も結構いました。
浜辺のどこかにサンダルを脱いでいる人たちも居ましたが係の人によると毎年サンダルの盗難事件が発生しているそうなので
サンダルも一緒に預けておいた方が良さそうです。
なので、靴袋やビニール袋も忘れずに持っていきたいですね。
ウォーミングアップ
更衣室やナンバリングよりも左側に行った所にウォーミングアップエリアがあったので行いました。
この時が初めて海で泳ぐ体験をした最初の時でした。
常日頃プールで泳いでいた私は海でも余裕で泳げるだろうと高を括っていたのですがいざ海面に入水してみると・・・
- 呼吸がしづらい!!!!
- 先が見えない!!!
- プールとは全然違うじゃないか!!!!
レースは2500mもある・・・棄権しようかな・・・
本当にそう思っていました。
でも、8000円も払って会場にも来て棄権するなんて何か勿体ないよなーと。
まだまだウォーミングアップの時間はあったのでレースまでに海で泳ぐのに慣れるしかない!と思い、ウォームアップを続けました。
そしたら最初よりは楽に泳げるようになりました。
呼吸がしづらかったのは先が見えない事への焦りが心拍数を上げていたのだと分かり、海で泳ぐコツも掴んだ私はしばらくウォーミングアップを続けていました。
その矢先、クラゲに刺されてしまいました。
クラゲに刺されて戦意喪失しかける
ビリっと電流が走るような痛みが流れました。
あー、ヤバイ・・・何だこれ・・・ひょっとして毒でも入ってしまったのか?
海で泳ぐのも十分にままならないというのに・・・
レースへの不安が一挙に押し寄せてきました。
海で上手く泳げない原因が分かり、棄権への気持ちが和らいでいたものの、クラゲに刺されたことにより、棄権への思いが一気に高まった瞬間でした。
クラゲに刺されたので避難所(白いテントの所)で手当てしてもらいました。(刺されたら必ず行きましょう)
棄権しようかな・・・どうしようかな・・・このような弱気な思いが頭の中を支配します。
でも、今更後戻りはできない。
己のプライドにかけて棄権する事を断念。
勿体無さとプライドが後押ししてレース参加を決意
- またクラゲに刺されるかもしれない。
- 息継ぎができず呼吸困難になってしまうかもしれない。
- もしかしたら死ぬかもしれない。
棄権を考えていた時に考えていたこれらの思いを断ち切って、命を懸けてレースに臨むことを決断したのであります。
ちょっとオーバーかもしれませんが本当にこの時は生命の危機を感じていましたね。
命を覚悟した時、何故か家族の顔が浮かんできました。
そして、今まで辛いことに逃げてばかりいた自分の嫌な部分が走馬灯のようによみがえってきたのです。
これに打ち勝ちたいという気持ちがレースへの挑戦を後押ししてくれました。
雷雨が降ってきてスタート時刻が延期に・・・
途中で雨がポツポツと降ってきて、雷も鳴り始めました。
落雷の中のレースは危険とのことなので1時間延期される事に。
この待っている時間が地獄でした。
まず、その日の最高気温が26度だったこと。
午前中だったので実際はもっと低い気温だと思います。
で、事前にウォーミングアップで泳いでおり、水が身体に付いていたため、寒さに拍車をかけたこと。
気温が低い場合や雨が心配される場合は上着と傘は必需品です。
せめてラッシュベストは登録会の時にケチらずに買って、着て行けば良かったなーと思いました。
湘南OWSでは、年代別にレースのスタート時刻が違うのですが一番最初にスタートするのが第一ウェーブのフィンスイミング2、5kmの方々です。その次に高校生~30代までの方々(第2ウェーブ)。僕はこの第2ウェーブだったのですが結局スタートは10時20分ごろでした。
私は勿論、皆、寒さの為なのかブルブルと震えていました。
予定より1時間遅れでスタート・OWSというものを全身で味わったレース。
スタート1分前からカウントダウンが始まり、10秒前で皆でカウント、3、2、1、ホーンが鳴り皆一斉に海に入水!!
焦らず冷静にと言い聞かしていた為か、ウォーミングアップ時よりも冷静に泳ぐことができ、呼吸も大丈夫でした。
しかしやはり視界が見えない。1mぐらい先の選手の足がかすかに確認できる程度の視界の悪さです。
選手の行く先とブイを頼りに、時よりオーバーヘッドクロールでそれらの目標物を確認しながら泳いでいくしかないのです。
プールのようにレーンなんてありませんから、どこを泳いでいるのかすら分からない。
自分では真っすぐに泳いでるつもりでも右に左に行っちゃっている訳です。
横から泳いできた選手と接触し、めちゃくちゃしょっぱい海水をゴックンした時はもうヤバイなコレと思いました。
咳き込むし、しょっぱいし、先見えないし、プールで泳ぐのよりも全然過酷!!!
そんなこんなで何とか、1、2km地点の給水所にたどり着けました。
プールで泳ぐのよりも体感的には短く感じました。
ボランティアの子供からゼリー飲料を渡され、それを一飲み。
水分補給でき、体力も回復。
後半戦は復路1、2kmでゴールを目指します。
無事に前半泳ぎ切るも折り返しの後半戦がきつかった。
ここからが精神的にキツかった。
クラゲに遭遇しました。刺されたトラウマからか焦ってしまい、クロールがめちゃくちゃになりました。
クラゲか魚かも分からない海の漂流物にもパニックになり、遅いクロールになって凄いタイムロスだっただろうな。
初めてのオープンウォータスイミングだからまあいいか。
スタート前に入念にクラゲ除けクリームを塗っていたお陰か刺されずに済んだのですが精神的にはもう完全に疲弊しておりました。
肉体面では自分にとって2、5kmは別にそこまでキツイ距離ではありませんでした。
岸から上がって50mぐらい浜辺を走ってゴール!
ゴール直後にしゃがんでいたカメラマンにガッツポーズ!だか何だかして写真を撮影してもらい、順位やタイムの書かれてある完泳証書とミネラルウォーター、完泳メダルをスタッフの方から頂き、最後には記念撮影のカメラマンに向かってポーズをして無事初めてのOWSは終了。
あとは利休休憩所のシャワーで腕に書かれたナンバリングの文字を消したり、汚れを落としたのち、
完泳の達成感と死の恐怖に打ち勝ったという誇りを噛みしめながら海の家でお昼ご飯を食べて家路に帰りました。
貰った完泳メダル
裏面
最後に
この経験は何物にも代えがたい物でした。
命を懸けて得られるものもやはり大きい。いや、それ以上のものはない。断言できます。
だって、自分の命を懸けてるんだもの。そりゃー大きなものが得られるよねって話し。
きっとこの上ない自己啓発になるんじゃないかなーって思います。
完泳時に色々と込み上げてくる想いはひとしおでしたよ。
とにかく達成感が半端じゃなかった。
でも本当に無理だなって感じたらリタイアする勇気を持つことも必要です。
今年は916名の出場者に対し34名のリタイア者が居ました。
体力的に厳しい場合、体調が良くない場合、途中で具合が悪くなった場合などは絶対リタイアする事です。
死んでしまっては元も子もありません。実際、OWS大会には毎年死亡事故も出たりでないかで結構危険なんです。
リタイアは何も恥ずかしい事ではありません。自分の状況を冷静に把握できている証です。
湘南OWSは毎年開催されますから完泳のチャンスは毎年やってきます。
という事で、私が言うのもなんですけどオープンウォータースイミングは経験が浅いうちはあまり無茶せずに大自然を肌で感じて楽しむつもりで参加するのがベストかと思います。
本当に良い経験をさせてもらいました。来年(2019年)も参加したいな。
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