長水路と短水路の違い・タイム差について
短水路のプールは全長25mで長水路のプールは全長50mです。
実は短水路プールと長水路プールではタイムを計った際にタイムに差が出るのをご存知でしょうか?
例えば、短水路プールで50mのタイムを計測するのと、長水路プールで50mのタイムを計測するのとでは微妙に差が出てしまうのです。
どっちの方が早いタイムを出せる?
短水路プールの方が早いタイムが出ます。
その理由は、25m地点でのターンがあるからです。
競泳で一番スピードが出るのは壁を蹴ってor飛び込みでスタートした時と、ターンの際に壁を蹴った時です。
つまり、短水路プールでの50m以上のタイム測定では壁を蹴る回数が長水路プールよりも多い為、速いタイムが出るのです。
何秒ぐらいの差が出るのか?
これは世界記録や日本記録などの記録を分かります。
記録表では、必ず短水路記録と長水路記録は分けてあります。
まずは世界記録について見ていきましょう。
短水路50m世界記録
男子
フローランマナドゥ | 20秒26 |
女子
r・クロモウィドヨヨ | 22秒93 |
長水路50m世界記録
男子
C・シエロフィーリョ | 20秒91 |
女子
S・シェーストレム | 23秒67 |
世界記録の短水路と長水路のタイム差
- 男子:0、65秒
- 女子:0、74秒
お次は日本記録です。
短水路50m日本記録
男子
岸田真幸 | 21秒18 |
女子
池江璃花子 | 23秒95 |
長水路50m日本記録
男子
中村克 | 21秒87 |
女子
池江璃花子 | 24秒21 |
日本記録の短水路と長水路のタイム差
- 男子:069秒
- 女子:0、26秒
いかがですか?
微妙に短水路の方が早いのがお分かり頂けたでしょう。
泳ぐ距離が長くなればなるほどタイム差も大きくなる
距離が長ければ比例してタイム差も開いていきます。
100mであれば上記の2倍
200mであれば4倍、400mであれば8倍といったようにタイム差が生じてきます。
短水路と長水路のタイム差・早見表
- 50m:0、5秒~1秒程度
- 100m:1秒~2秒程度
- 200m:2秒~4秒程度
- 400m:4秒~8秒程度
- 800m:8秒~16秒程度
- 1500m:16秒~32秒程度
短水路プールと長水路プールでは大体このぐらいのタイム差が開きます。
また、水泳選手でも無い一般の人はもっとタイム差が開くでしょう。
何故なら水泳選手でも無い一般の方はスタミナが無いので減速しやすいのです。
その為、選手よりもタイム差が大きくなる訳です。
ターンの回数が多いか少ないかで記録がこんなにも変わってくるので長水路記録と短水路記録はくれぐれも混同しないように気を付けたいものですね。
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