あなたは蹴伸びで何メートル進める?
蹴伸び(けのび)だけで何メートル進むことができますか?
トップスイマーの中には何と、蹴伸びだけで20m以上もの距離を進んでしまう選手が存在するそうです。
凄いですよね。25mの半分のライン(12、5m)を進めれば十分だと言われているのに。
蹴伸びはどんな泳法よりも速いですが競泳ではスタートしてから15mまでしか進んではいけないという制限がありますね。
これは逆に言うと15mまでなら蹴伸びの利点を生かすことが出来るという事です。
この利点を生かす為には15mを蹴伸びで進めるようになる事です。
さて、今回はけのびでどれぐらい進めれば良いのか?凄いのか?あるいは最低でもこれぐらいは進んでおかないと初心者扱いされるのか?といったような目安やレベルを紹介していきたいと思います。
以下はけのび合格ラインの基準や目安表です。
※条件:壁からひと蹴り。到達地点のカウントは指先です。
5m以下
けのび初心者。
蹴伸びで5m以上進めないと競泳で勝つのは難しい。
ストリームラインしっかりなってますか?
もっと練習しましょう。
5m以上10m未満
けのび中級者。
ちょっと練習すれば誰でも到達可能な距離だし、とりあえずこのぐらい出来れば競泳では困らない。
けのび平均はどのぐらいか?
多くのスイマーは飛び込み無しでの蹴伸び距離の記録は7mぐらい。
言わば7m前後がスイマーの平均だと言えるでしょう。
でもまだまだ伸びるので通過点に過ぎず、もっと先を目指しましょう。
10m以上15m未満
けのび上級者。
短水路プール(25mプール)の真ん中である12、5mまで進めれば合格。
ただし、ストリームラインがしっかりと保たれていないとこの距離を蹴伸びだけで進むのは難しい。
ちゃんと練習すれば殆どの人が到達可能。
15m以上20m未満
けのびマスター。
壁蹴りスタートでこの距離を進めれば大したもの。
水の抵抗を減らすことに時間をかけてきたであろうあなたのその努力に敬意を評します。
飛び込みスタートであれば可能。
20m以上
神の領域。
蹴伸びを極めし者のみが到達可能な領域。
水の抵抗を極限にまで減らさないと難しい。努力は勿論、才能も必要なレベル。
飛び込みスタートでも難しい。
蹴伸びの世界記録はどのぐらい?
けのびの公式記録というものはありませんが実際にひと蹴りのみで25mプールの端から端までを蹴伸びだけで進める人は居るようです。
けのびで25mと言うと大半は飛び込みありでのスタートを想像するでしょうが壁蹴りスタートでこの距離を進めるなんて恐ろしいにもほどがありますよね。
競泳種目では、けのびで進んで良い距離は15mまでなのでそれ以上の距離を伸ばすのは必要性が無い為、ムダだと感じて練習しない人が多いのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
けのびは12、5m(短水路プールの半分)を進めればストリームラインがしっかりと出来ている証拠なので合格と言えます。
また、今日の競泳のルールではスタートしてから15m地点に至るまでに顔を出さないと失格になってしまう為、それ以上の距離をけのびで進める事に対しての意義を感じる事が少なくなってきた事でけのびで距離を伸ばす練習はムダと感じやらない人が多くなってきたのでしょうがそれでは勿体ない。
せっかくプールの半分まで進めるようになったのであれば一層の事25mを目指してみましょうよ。
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