背泳ぎの泳ぎ方のコツやポイントを動画を交えて解説

背泳ぎのコツや泳ぎ方を分かりやすく解説

背泳ぎは四泳法の中でも特殊な泳ぎ方でして、顔を水に付けないという特徴があります。

英名ではbackstrokeと呼び、クロールの泳ぎ方を逆さまにしたような泳ぎ方になります。

習得が簡単ですが極めるのが難しいというイメージのある背泳ぎ。

ここではそんな背泳ぎの泳ぎ方のコツやポイントを動画を交えて分かりやすく解説しています。

背泳ぎのコツやポイント

沈まない為の基本!仰向けストリームライン

仰向け姿勢で頭のてっぺんから足のつま先までをピーンと伸ばした姿勢を仰向けストリームラインと言います。

ラッコの背泳ぎ

ラッコのように背浮きしつつストリームラインがしっかりと形勢されたこの姿勢は水の抵抗を受けにくく、沈みにくくもあるので背泳ぎの際につい沈んでしまうんだよな・・・という方は是非この姿勢を意識して作ってみて下さい。

沈んでしまう方は腰が「くの字」に曲がってしまっている場合が多いです。また、壁を蹴って蹴伸びをしてプールの半分いくかいかないかぐらいの所に差し掛かってくると足が下がり、重心も下の方に移動しますがこれでは当然沈んでしまうので重心を上に移動させる為に足がピーンと伸びた姿勢を維持するようにしてください。

背泳ぎのキックのやり方・コツ

背泳ぎのキックはクロールのキックであるバタ足を逆にしたバージョンだと思ってもらえれば良いでしょう。

足の付け根からつま先までムチがしなるようなキックが出来れば合格です。つま先側になればなるほどしなやかさが増すイメージ。つまり、足首ほど柔らかくブラブラと動かす感じが良いです。この時、膝は水面から出ないようにしてください。

ガチガチに力んでしまうとムチがしなるようなしなやかなキックが出来なくなるので余計な力を抜いて脚がムチになったイメージでキックしてみて下さい。

鞭がしなる様なキック

小刻みに両足をバタ足させれば推進力が生まれて前に進みやすくなりますが大振りでバタ足してしまうと中々前進しないのでこの点は注意して下さい。

背泳ぎのキックのポイントおさらい
・脚の付け根から足の指先までがムチになったイメージ

・膝は水面から出さない

・小刻みにバタ足をする。

背泳ぎのストローク

ストロークについてもクロールを逆にしたような感じと言えば良いでしょう。

手は大きく回すのがポイントで、小指から入水し、手のひらは外側に向くようにします。この時、手を伸ばして物を取る時のようになめらかに腕を伸ばしながらエントリー(入水)するのが良いでしょう。

手のかき方

クロールでは人差し指から入水して小指から出しますが背泳ぎでは小指から入水して親指で出すようにします。そうすれば自然と手のひらが外側に向く事になります。

入水後、水中で水を搔く際は肘を高く保ち(ハイエルボー)、手のひらで水を出来るだけ多くキャッチしてそれを後方に押し出すように搔きながら推進力を得ましょう。この際、真横に水を搔くのではなく、斜め下を搔くようにしましょう。

それは、水を真横に搔いてしまうと真っすぐ進まない原因ともなりますし、水の抵抗を受けるからです。斜め下にかくことによって水の抵抗を減らす事が可能となります。

背泳ぎストロークのお手本動画

ローリング

しっかりとローリングができていないとブレが生じ、前に進まず、斜めってしまったりします。

ローリングとは、ストローク時に身体を左右に傾ける事を言います。

ローリングを入れないといくらストロークが凄かろうが速く進みません。

入れる事でより推進力が増すので速く泳げるようになりたければ習得は必須です。

やり方としては、エントリーする手と共にやや後ろに倒れ込む感じで傾けながらストロークする感じになります。

動画を見るとイメージがしやすいです。

ローリングのお手本動画

背泳ぎのストロークのポイントおさらい
・手を大きく回しながら小指からエントリーして親指でフィニッシュ
・エントリー時、腕は伸びやかに
・手のひらは外側に向くようにする。
・ハイエルボーを保ったまま出来るだけ多くの水を真横では無く斜め下に押し出すように搔く。
・推進力を挙げる為にローリングを駆使しながらストロークをする。

背泳ぎの呼吸の仕方・頭の位置など

背泳ぎは仰向けになって泳ぐ為、水中に顔を潜らせる必要が無く、息継ぎの概念がありませんがストロークを激しく行う事で水しぶきが顔にかかってしまって鼻や口に水が入り、呼吸しづらくなるのを防がなければなりません。

その為には、息の仕方に気を付ける必要があります。また、背泳ぎの呼吸はタイミングが命と言っても過言では無く、鼻から息を吸って、口から息を出すという作業をタイミングよく行う事が大事なのです。

頭を固定する事は背泳ぎの鉄則

背泳ぎではアゴを少し引き、頭は動かしてはいけません。これは背泳ぎの鉄則なので覚えておきましょう。500mlペットボトルをおでこに乗せながらそれを落とさずに泳ぐという練習方法を取り入れて頭を固定して泳ぐ事をオススメします。その理由は顎は引きすぎてもダメですし、上げ過ぎてもダメでペットボトルが落ちない頭の位置がベストになる為です。

因みにこの練習方法はトップレベルのスイマーも練習メニューの中に取り入れているほどです。

ペットボトル練習動画

背泳ぎの呼吸の仕方などポイントおさらい
・タイミング良く鼻から息を吸い、口から息を出す。
・アゴは少し引く。
・頭は固定する。

まとめ

背泳ぎの泳ぎ方のコツやポイントの概要を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

上記のポイントをしっかりと抑えておけば綺麗な背泳ぎができますので是非上記の内容を頭の中に入れてプールで実践してみて下さいね。

背泳ぎポイント総まとめ
・脚の付け根から足の指先までがムチになったイメージ
・膝は水面から出さない
・小刻みにバタ足をする。
・エントリー時、腕は伸びやかに
・手のひらは外側に向くようにする。
・ハイエルボーを保ったまま出来るだけ多くの水を真横では無く斜め下に押し出すように搔く。
・推進力を挙げる為にローリングを駆使しながらストロークをする。
・タイミング良く鼻から息を吸い、口から息を出す。
・アゴは少し引く。
・頭は固定する。

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